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プロの仕事人と呼ばれる人たちは、20代で何を考え、どんな行動を取ってきたのか。直接お話を伺います。今後のキャリアを考えるヒントとしてください。 |
――現在、どんなお仕事をされているのですか?昨年の10月に設立した株式会社リヴァンプでは、「企業を芯から元気にする」というコンセプトのもと、経営現場に参画した形で、経営者の方といっしょになって会社を再生させるために動いています。
現在の日本では、会社を経営するのは簡単ではありません。例えば、少子化による人口の減少、二極化の広がりなどにより、市場は日々変化しています。また、外国人持ち株比率の上昇や個人投資家の増加により、株主から企業に対する健全なプレッシャーがかかる時代。企業の統合、再編成による波からも逃れられません。そんなグローバル化の流れの中で、経営者にはしっかりと企業を経営し、成長させていく力が必要になっているのです。
我々は“経営”というものに真正面から向き合うことで、ビジネスの黒字化を計りながら多くの実績を積み、そのスキルを蓄積しています。そして、厳しい時代でも乗り越えられる次世代の経営者を多く輩出していくことを目標にしています。
――20代の頃、転機となった出来事はありましたか?いちばんの転機となったのは、27才のとき。旭硝子のシンガポール支社で、リーダーとして仕事を任されたことですね。入社当初から海外でビジネスをしてみたいと思っていたので、上司に「海外で早くビジネスの経験を積みたい。どこでどんなポジションでもいいからやらせてほしい」と積極的に熱意を伝え、チャンスをつかむことができました。
ただし、勘違いしてほしくないのが、ただアピールだけをしていたわけではないということ。目の前にある仕事に対して常にベストを尽くしてきたからこそ、そういうことが言えたわけだし、それができていないのに「逃げ」のような形でアピールしてもダメ。あとは、上司と直接コミュニケーションが取れるような人間関係を構築していたことがポイントだと思います。
20代は勉強であり、修業であり、基礎作りの時期であると同時に、でもそこで自分なりに激しく挑戦したり、チャンスを自分でつかみにいくことが重要な時期。いろんなことが目の前を流れていくと思うんですけど、何か壁にぶつかったときに、逃げずにまず問題に向き合い、正面からその壁を突破していくことが大事なんですよ。この姿勢は今でも変わらないし、その結果、今の自分があるような気がします。ひとつひとつの山を乗り越えるために全力投球していると、もっと大きい山がくる。その連続でしかありません。何か突然、特別なことが起こるわけじゃないんです。
――20代の皆さんへのメッセージをお願いします。20代の大学の後輩と話す機会があるんですけど、みんなすごく勉強しているんですよ。インターンシップを経験したり、仕事に対するイメージをしっかりと持っていたり、すでに会社を作っていたり……。僕らが学生だった頃に比べると、ビジネスマンとしてスタートを切る上で持っている知識量が全く違う。
ただし、いろんな知識を持っていることはいいんだけど、表層的なテクニック論ばかり身につけるよりは、中長期で本質的に成長していくことが大事。技術はいつでも身につけられますから。テクニックを身につけるよりも本当に尊敬できるリーダーのもとで修業したり、自分の好きなことに1点集中して取り組んだり、誰かのために、社会のために貢献できるような意志をもって経験を積んだりしてほしい。太く、高く、大きな志を持って生きてほしいですね。20代は今後の人生を左右する時期でもあるから、今のうちにぶっとい基盤を作ってほしいです。
そして、あとはひたすらチャレンジしてほしい。ただし、逃げのチャレンジは絶対にダメ。これこそ自分はチャレンジしてやろうと思うことに挑戦すること。それのみです。